なんてこったの草日和。

ジャングルプランツやオフ会について書き散らすブログ。

君の名はフレグマリア

 連載第一回
 君の名はフレグマリア

 ネッケが植物の即売会に参加するのは、実を言うと久しぶりのことだった。前回の草わるんが最後だから、かれこれ一年ほど、草仲間とは会えていないことになる。ツイッターでも草に関するつぶやきをしないので、RYOKUさんが「ネッケ、草やめたってよ。クフフ」と吹聴していても、それを甘んじて受け入れなければならないと思うのだ。
 もちろん植物はやめていないけれど、新しく買い求めてもいなかった。正直、shitiさんからご厚意で頂いたエメラルドスプラッシュをロストしてしまって以来、もう草やる資格なんてないと沈んでいた時期も人知れずあった。それでも、ツイッターから流れてくる皆さんの植物写真を見て、ただただ植物が好きだと実感するのだ。
 そんな状況での即売会参加とあって、成し遂げるべき目標を二つ設定した。
 一つは関西組のKENZOさんに挨拶をすること。KENZOさんはツイッター上でしか関わり合いがなく、しかしネッケのつぶやきにいいねをくれる貴重で理解不能な存在だ。一説には、KENZOさんのいいねは「このつぶやき読みましたよ」という合図ぐらいの意味らしいのだが、それがどうしたというのか。絡んでくれたことに対して誠意を尽くすことに変わりはない。もう色紙にサインを書いて頂きたいくらいだ。壺だって進められたら買っちゃう。ネッケなんぞに目を向けてくれる寛大な心は、大海原より広い。そんな御大に挨拶することは至高の喜びとなるだろう。
 もう一つの目標は、RIOさんがツイッターに載せていた「雲霧林の青白い小型フレグ」を一本釣りすること。ただこちらはいいねの数が30を超えて競争率が高く、アタックしても手に入れられる望みは薄かったけれど、植物収集を再開するには十分な魅力を持っていた。
https://twitter.com/jungle_rio/status/910868394529906689?s=19
 控え目に言って最高にクールだろ。それに実は、結構な昔からフレグマリアという名前に執着していた。ネッケの感性がフレグマリアを手元に置いておきたいと訴えていた。それはなぜか。小説において、フレグマリアという名前のヒロインは絶対に可愛いからだ(断言)。なんちゃら・フレグ・マリアでも可である。何を言っているのか理解できない奴は置いていく。とにかくフレグマリアの中でも特別なフレグマリアを、ネッケはどうしても手に入れたかった。フレグマリアを四の五の言わずに金で俺のものにしたかった。それぐらい強引にでも手中に収めたい魅力を持っているのさ、フレグマリアって魔性の女はよぉ。

 

連載第一回を終わります。